みなさんは、北海道っていうとどんなおいしいものを思い浮かべますか?

じゃがいも? 東京のスーパーで売ってるのと変わんないよ……。牛乳? メーカーのはふつうだよ……。カニ? 北海道でも高いんだよ……。

そんな中でただひとつ、絶対に「うん、おいしいよ」と言えるものがあるんです。それは、「回転寿司」。

北海道の回転寿司。少し前から、どエラいことになってるんです。今回は北海道の人気チェーン「回転寿司トリトン」の凄まじさをお伝えしたいと思います。

まずは言っておきます。北海道に来たら、回転寿司は絶対食べとけ!!


【特徴1 交通機関から遠い=地元客が大半】

今回お邪魔したのは、いま北海道で勢力を拡大しつつある人気店「回転寿司トリトン」円山店(札幌市中央区)。店名がややファミレスっぽいけど、地元での評判はものすごいのです。

ところで北海道の回転寿司店、これがどこもかしこも駅から遠い! 比較的アクセスがマシなトリトン円山店でも、最寄り駅から徒歩10分ほどかかります。目の前まで行けるバス路線もあるけど、30分に1本。

完全に「郊外ファミレス」スタイルなのだけど、それで生まれたメリットも。まず、観光客で混まない。つまり客はほとんど北海道民。各店がお魚慣れした地元民にアピールしようと頑張った結果、北海道の回転寿司はえらいことになったのではないかと。

【特徴2 ネタがやたらデカい】

その「えらいこと」のひとつが、ネタのデカさ。シャリ全長の2倍、いや時には3倍くらいあることも。席について、まず最初にサーモンの上位版「熟成大とろサーモン」(1皿2個 270円、以下すべて税抜)を注文してみたのですが……。

でけえよ!

シャリとネタのバランスとか、江戸っ子的な「ネタが皿につく寿司は下品」って考えとか、もう遠い彼方にブッとばしてきます。もうこれ寿司とは違う何かなんじゃないかなと。巨大刺身の言い訳に米がくっついているような……。

【特徴3 地元・北海道産のお魚を使う】

続いて、岩内産ひらめの昆布〆め(430円)をオーダー。やっぱりウルトラでっかい。それはそうと……これこそ、ひらめ! 見事な歯ごたえと昆布〆めによるしっとり食感、そのあとから炸裂する昆布と白身のうまみ!! これは、これはほんとにうまい……。

北海道は漁業大国。本州からわざわざ仕入れなくても、北海道でとれるネタで寿司ネタのほとんどをまかなえます。冷凍なのはマグロくらい。なので、管理の悪い店でないかぎり、新鮮なネタをいただけます。

【特徴4 珍しいネタにも出会える】

わー、たこのこがある! しかも2個160円だよ! これ頼もう。

たこの卵、それは完全に透明なゼリー状の物体……見た目はちょっとアレだけど、これがまたおいしいのです。タコの刺身の風味ながら、タマゴの濃厚さもある。しょうゆをたらすと絶品……なのにこのお値段。

あと、こまいっこ軍艦(240円)……こまいの卵ですね。そんなのあるの、道民の私も知らなかった。ちょい甘めの味付け、新鮮なとびっこみたいでこれまた美味。ちなみに、こまいは道東でとれる小型のタラの仲間。

北海道ならではのネタがたくさんあります。

【特徴5 スペシャルティがすごい】

この日のスペシャルティは、「でっかいぼたんえび」。1皿1個で530円となかなかのお値段だけど、いってみよう!

……出てきたのは、そりゃもうでっかいエビが、無理にシャリにのっけてある1品。またしてもシャリが意味をなしてないよ! 跳び箱にのっかった人みたいになってるし、見た目がギャグだよ!

で、1個、とあったけど、エビ本体のよこっちょに、エビの頭の中のみそと肉をかきだしたもので軍艦が作ってある! こいつはうれしい!

えび、めっちゃ甘いうまい甘いうまい! めっちゃブリンブリン! シャリの食べ方がいまいちわかんないけどね!

軍艦は濃厚なえびみそと歯ごたえある頭肉がからんで、ああもう、天国!!!!!

【北海道の回転寿司、なまらうまいっしょ】

どのネタをとってもでっかくて旨味満載で、おいしすぎた……ステキだったよトリトン! 名前で敬遠しててすまんかった! 北海道民の人気を集めつつある理由がよくわかる、本気の実力店でした。

さすがに1皿100円じゃないけど、ネタのボリュームと満足度の高さを考えるとリーズナブル。ネタのほうがシャリより多いから米じゃなく魚で満腹になるレベルでs。

北海道の回転寿司店にはほかにも、私の愛する大手「なごやか亭」や、道民のあいだでいま話題の「根室花まる」などがあり、相当ハイレベルなところで各店しのぎを削っています。その結果、これお寿司じゃなくない? というおかしなレベルにまで進化している模様です。

北海道にお越しの際には、回転寿司をぜひどうぞ。非日常的な美味にお安く出会えますゆえ。

【お店情報】
回転寿司トリトン 円山店
北海道札幌市中央区北4条西23丁目2番17号
011-633-5500
営業時間:11:00~22:00(L.O. 21:30)
アクセス:
札幌市営地下鉄東西線「西28丁目」駅から徒歩約10分
JR北海道バス北5条線「北5条西24丁目」下車1分

取材・撮影・執筆=纐纈タルコ (c) Pouch