小さな子どもを抱えるお母さんが、先輩ママたちから一度は言われたことがあるであろう言葉、「たいへんなのは今のうちだけよ」。

いや、たしかにそうなんですが、何年後かに振り返ればいい思い出になっていることはわかるのですが! ただ、そうは言われても「でも毎日たいへんなものはたいへんなんじゃい!!」と心の中でキレそうになること、ありますよねー。

今回YouTubeからご紹介するのは、そんなてんてこまいの日々を送るお母さんにはぜひとも観てほしい、そしてかつて小さな子どもだったことがあるすべての皆さんにも観てほしい、「A Normal Day」というタイトルの動画です。

お母さんにとってはありふれた疲れる1日も、子どもの目を通して見てみると……?

【今日も繰り返される「ありふれた1日」】

動画はある一家のパパが家に帰ってきたところから始まります。「今日1日どうだった?」と尋ねるパパ。それに対してママは「そうね……」と疲れ果てた顔で回想します。

朝はまだ夢の中にいるところを起こされた。きょうだいゲンカが始まれば飛んでいって止める。泣く子たちを車にのせてスーパーに行けば、カートに乗せた彼らは売り物の果物を勝手に食べるわ、商品をさわって落とすわ。

きわめつけは、家に戻ってから。気づいたら、お皿に乗った大きなケーキを子どもが運んでる……!! 「ダメダメダメ……」と制止するも間に合わず。案の定、ケーキは滑り落ちて床にベチャッ……!

だけど、だけどそれでもママはパパに答えるのです。「It was just a normal day.(ただのいつもどおりの1日だったよ)」と。

【全世界のママが共感した】

ここまで観た時点ですでに、世のママたちは共感度マックスのはず。現在、ふたりの子どもを持つ私ももちろん同じです。

「そうなんだよ、なんで子どもってあんなに早起きなんだよ!」「なんでスーパーであれこれさわるんだ」「子どもっておとなしいときほどヤバいことやってるんだよな……」ってな具合に。このママの疲れ果てっぷり、心の底からわかります。

そして、そんなハードなことが連発したところで、それは「いつもどおり」。自分がどんなに頑張ってへとへとになったとしても、それは親の役目でしかない……。どんな日って聞かれても、「normal」としかいえないんですよね。

でも。この動画がほんとうに心を打つのは、ここからの部分です。

こんな「ふつうの」1日、子どもからはどんなふうに見えているのでしょう。パパが娘に「今日はどんな1日だった?」と聞いてみると……

【子どもから見た「今日の一日」】

パパに質問された女の子は、こう答えます。

「ママね、わたしが怖いときに抱きしめててくれたの。うちの赤ちゃんはとっても可愛くて、私たちすっごく笑ったのよ。ママはたっくさんキスしてくれたし、楽しいドライブもしたし(※カートに乗ったこと)。でもいちばんはね……」

そこで彼女は今日いちばん楽しかった場面を思い浮かべます。それは、床に落としたケーキをママとふたりで指ですくって笑いながら食べたこと。そして彼女はガッツポーズをしながら言い切ります。

「わたしたちもママもめいっぱい楽しかったの! 史上最高の1日だったよ!」

かげで見ていたママは、思わず涙です。そして最後に写るメッセージは「あなたにとってのふつうも、あの子たちには魔法だったりするから」。

【子どもたちにとっては魔法の日々】

子育て、とくに赤ちゃんや幼児を育てることは、ときに孤独で息がつまりそうになります。自分がやっていることの意義を感じられなくなることもあるでしょう。

でも、母親からしてみるとそんな「ただのありふれた1日」も、子どもから見たら驚きやワクワクに満ちたものであることがこの動画からはわかります。そして、子どもたちのそうした毎日を作っているのはまぎれもなく一緒にいる親なのですね。

1分半ほどの中に、母親業のたいへんさとすばらしさがギュッとつまった動画「A Normal Day」。ただいま絶賛子育て中の皆さんも、かつてやんちゃな子どもだった皆さんにもぜひ観てほしい作品です。

参照元:YouTube
執筆=鷺ノ宮やよい (c)Pouch