毎日仕事が忙しくてなかなか睡眠時間がとれず、寝不足が続いているという方も多いのではないでしょうか? 睡眠不足が続けば美容面での悪影響はもちろん、日常生活や健康にも悪影響を与えますよね。

だからといって、実は睡眠時間は多ければ良いというわけではないことをご存知ですか? 今回は、“睡眠のとりすぎがもたらす悪影響”について、管理栄養士の筆者がご紹介します。

 

■休日の“寝すぎ”はNG!

休日になると睡眠不足を解消する為に、お昼まで寝たり、昼寝と称して3〜4時間休眠したりしているという人も多いのではないでしょうか?

確かに日頃の睡眠不足を休日で解消するのは大切なことですが、普段よりも2時間以上多く寝ることで体のリズムが崩れやすくなり、日頃の疲れが休日明けにも残ってしまうのです。

 

■残念! “寝だめ”はできない人間の体

また、休日の睡眠で多少の不足を補うことはできますが、未来の睡眠を貯めておく、いわゆる“寝だめ”はできません。数日間食事ができないからといっても、一度に2日や3日分の食事を摂ることはできないのと同様です。

さらに、体は太陽の光によって目覚めたり、睡眠を導いたりする機能があります。休日にたくさん寝ても、太陽の光と脳のリズムにより、明るい朝日を見ることでリセットされてしまっているのです。

 

■寝すぎで寿命が縮まる!?

イギリスのウォーリック大学が100万人以上の人を対象に行った睡眠に関する16の研究から、“8時間以上睡眠をとる人は、6〜8時間睡眠の人に比べて、早く死亡するリスクが高くなる”という驚愕の結果が報告されました。

睡眠時間を長くとりすぎると、脳の血管が広がりすぎて神経を圧迫し頭痛を引き起こしたり、生活習慣病の要因や腰痛になったりするだけでなく、美容にも影響を与えたりするそうです。

 

■ベストな睡眠時間は人によって違う

日本人の平均睡眠時間は約7時間50分と言われていますが、ベストな睡眠時間には個人差があります。その中でも睡眠時間が6〜8時間という人がほとんどで、80〜90%の人がこれに該当します。しかし、中にはナポレオンのように3時間で十分な人もいれば9時間必要な人もいます。

すっきり起きれて、疲れが残っていない目覚めが自分のベストな睡眠時間です。寝ても疲れが残る、極端に短かったり長すぎる、という人は睡眠障害の可能性もあるので、医師に診察してもらうと安心ですね。

 

いかがでしたか? 今回は人間誰しも必要な睡眠時間について“睡眠のとりすぎがもたらす悪影響”をご紹介いたしました。睡眠時間を正常に戻す為には、目覚まし時計を使って生活リズムを整えたり、カーテンを開けて寝て、朝日を浴びて起きるようにしたりと工夫をしてみるといいですね。

これからの時期、暑さで寝苦しいときは、エアコンや窓の開け閉めで空調を整えて、寝やすい環境をつくるのも一つですよ。

 

【参考】

※ Sleeping more than eight hours a night can kill you – METRO

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