お子さんに“お小遣い”をあげていますか? アクトインディの『子どものお小遣い事情に関するアンケート調査』によれば、11歳までは「100円以上500円未満」が主流だそうです。ではそもそも、子どもにお小遣いはあげた方が良いのでしょうか? 今回は、お小遣いとお金にまつわる親子のトラブルエピソード”と、理想的なお小遣いのあげ方をお伝えします。

エピソード1:お金の価値がわからずに配っていた…

同調査で「お小遣いに関するトラブルエピソードがあれば教えてください」と自由回答で募ったところ、とんでもない実話が次々と寄せられています。

まずご紹介するのは、12歳の女の子ママの声です。

<お小遣いをあげるようになったきっかけなのですが、次女が小学校で友達に、小銭をくばって、あげていたことがあり、お金の大切さを知ってもらうため、お小遣いをあげはじめました。>

「お金は大切なもの」という教育が抜けてしまうと、お子さんにとって“お金の意味”を知るタイミングがなく、手元にあるお金を“物”として捉えてしまうこともある様子がわかります。

使い方がわからないままにしてしまうと、その価値を知らないがために、こんな展開になってしまうリスクもありますね。

この出来事をきっかけにお小遣いをあげ始めたようですが、もう少し早くお小遣いを渡していたほうが、お金の教育としては適正だったのかもしれません。

エピソード2:お金を半分に切ろうとしていた…

続いても、12歳の女の子ママのエピソード。

<夏休みにプールに友達と行くので2人に1000円を渡して「半分こするのよー」と言うと、「ママー半分こにしてー」と1000円札とハサミをくれた長女小学一年の夏>

こちらも、“お金とはなんたるか”を教育しきれていなかったことにより生じたエピソードですね。

日本では、お金の価値や意味の教育が乏しいという指摘もあります。我が子への金銭教育は、親として怠るわけにはいきませんよね。

理想的な“お小遣いのあげかた”は?

お小遣いの渡しかたは、実に悩むもの。「あげすぎて、将来浪費家になってしまったらどうしよう!」と思うのも親心です。

市議会議員として教育行政に8年間携わってきた筆者のもとにも、後援会婦人部の皆さんから「お小遣いは、どのくらいあげるのが正しいのでしょう?」「皆さんはどんな風に渡しているのでしょう?」という相談がよく持ち込まれてきました。

その中でわかったのは、現在の親御さんたちが実際によくしている“お小遣いのあげ方”としては、次のような方式が多いようです。

(1)毎月の定額は定めずに必要なときにだけ渡す

(2)お手伝いの対価として渡す

(3)毎月の定額を定めそれ以上は渡さない

また、お小遣いを渡し始めている年齢としては、小学校入学のタイミングあるいは小学校の中学年(3〜4年生)になった時期、という親御さんが多かったように感じます。

「我が家はお小遣いをあげたくないけれど、周りの家庭がみんな渡しているので渡し始めました」という類の話もよく耳にしました。

いつからいくら渡すべきなのか、については周囲のご家庭と情報交換をしながら足並みを揃えるのもひとつの方法です。

お金にまつわる教育は、なかなか「コレ!」という指針がなくて悩みがちですよね。お宅では、どのような教育方法を取り入れていますか?

将来のお金のトラブルを未然に防ぐためにも、小さなトラブルの芽を摘んで、正しい教育をしていきたいですよね。

(ライター 並木まき)

【参考】

子どものお小遣い事情に関するアンケート調査 – アクトインディ

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