6月18日はおにぎりの日。にぎらないおにぎり=おにぎらず。ある人気料理マンガのレシピから端を発し、超簡単おにぎりとして瞬く間に話題になった。すでにご存知の方も多いことだろう。

熱いご飯に触れなくていいし、手もべたべたにならないし、サンドイッチみたいでおしゃれだし、中の具材も一目でわかる。なによりも手が触れないから衛生的で、お弁当にはもちろんピクニックやパーティーにもオススメという、いいこと尽くめのおにぎらず。確かに、おにぎりをにぎる上で、二の足を踏みたくなる問題点を全てクリアしているようだ。

しかし、“食”に関しては、できる限り“めんどうくさい”ことをやっていくことで、体にも心にも人にも環境にも優しくなれると説く人がいる。助けを求める人を無条件で受け入れ、食事と生活を共にし多くの人を再出発させている、『森のイスキア』主宰の佐藤初女さんである。

今回は、1921年生まれの佐藤初女さんの著書『愛蔵版 初女さんのお料理』を参考に、美漢方アドバイザーで食育インストラクターでもある筆者が、“人がしっかりにぎったおにぎり”がもたらす3つの嬉しい影響についてご紹介したい。

 

■1:心に溜まった毒を浄化してくれる

<一口食べて「おいしい」。そう言ってくだされば、一歩前進です。(途中省略)心の扉がだんだんと開いて胸いっぱいに詰まっていたことが吐き出されます。>

心を病んでつらい思いをしてる人が、おにぎりのようなシンプルなものをすこしづつ食べられるようになると、心もすこしづつ安定し、そのうちに心に溜まった毒をデトックスできるようになるという。

食べる人の心や体のことを思いながら、手に塩だけをして、あったかいごはんをおにぎりにする。ごはんの熱が塩で水分に変わり、それはおいしいおにぎりになる。おいしいおにぎりをにぎるには、手に水をつけないことが大事なのだそうだ。

 

■2:感謝の気持ちを育める

<おむすびを見ただけで亡くなったお母さんやおばあちゃんを思い出して涙があふれる。おむすびには言葉にできない深いものが秘められている。>

本当に疲れた心・体が求めるものは、決して高級レストランの豪華なフルコースではなく、ひとの温もりを感じられるような消化のよいシンプルな食べ物、たとえばおにぎりのようなものであるはずだ。

子供の頃におにぎりをよく食べたというひとでなくても、運動や労働の後、誰かのにぎったおにぎりを出されて疲れた心と体がゆるりとほどけるような懐かしい気持ちになり、「おいしそう」「うれしい」「ありがたいな」という気持ちが湧いてくるといった経験があるはずだ。

 

■3:心を元気にしてくれる

<飲み物ものどを通らないほどの悩みをかかえて訪れたかたも、食べるうちに血のけが出て言葉がはっきりしてきます。>

佐藤さんのにぎったおにぎりを見て、自ら命を絶つことを踏みとどまったというひともいるそうだ。自分のためだけに心を込めてにぎってくれたおにぎりから、死なずに生きるというエネルギーを受けとることができたということだろう。

食べるという行為は、ひとに“氣”を与える。おへその指4本下あたりに丹田(たんでん)というがツボあり、漢方医学では氣をこの丹田(元)に戻すことで“元氣”になると考えるが、食べることで養われた氣がちゃんと丹田にあれば、揺らがない自分の軸を持つことができるのだ。

 

以上、今回は“人がしっかりにぎったおにぎり”がもたらしてくれる3つの嬉しい影響について紹介したが、いかがだろうか?

ご飯を“にぎる”という行為は、古くは平安時代からはじまり、江戸時代には現在のような海苔を巻いたスタイルが確立できていたそうだ。

“おにぎり”を噛み締めて味わうことで、戦に向かう人は勇気を、田畑を耕す人は踏ん張りのきく底力を、寺子屋に向かう子供たちはにぎってくれた人の愛を、体にも心にも注入して、それぞれの役目を果たしたのだろう。

たまにはオフィスランチのお弁当に、自分の手でしっかり握ったおにぎりを持って行ってはいかがだろうか?

 

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