40代以上の女性の中には、長かった子どもの教育が終わり、昨年あるいは今年の春「やっと子どもが就職した!」と喜んでいる方もいると思います。では一方で社会人1年、2年生になった子どもたちは、稼いだお金をどう使い、今の仕事をどう思っているのでしょうか? 今回はソニー生命保険が実施した「社会人1年目と2年目の意識調査2017」の結果をご紹介します。

親は気になる!新社会人の“給料の使いみち”

まず社会人1、2年生に「初任給はどのように使いたいか(使ったか)?」と尋ねると、社会人1年生は

1位・・・貯蓄に回す(56.2%)
2位・・・生活費(食費など)に充てる(39.2%)
3位・・・親への贈り物を買う(33.2%)
4位・・・自分にちょっと良い物を買う(30.4%)
5位・・・親をご馳走につれていく(29.4%)

という結果でした。「意外に堅実に使ってるんだな」と安心する親も多いでしょう。

複数回答ではありますが、「親孝行に使いたい」と思う社会人1年生がかなり多いことが分かります。

次に社会人2年生に「実際にはどう使ったのか」を尋ねると、

1位・・・貯蓄に回す(37.6%)
2位・・・生活費(食費など)に充てる(35.6%)
3位・・・親への贈り物を買う(26.4%)
4位・・・友人と飲み会・食事会を楽しむ(26.2%)
5位・・・自分にちょっと良い物を買う(26.0%)

実際に初任給を手にしたら「親孝行したい」という気持ちがちょっとしぼみ、自分が楽しむためにお金を使う割合がアップしています。

親としては残念な気もしますが、お金を目の前にしてしまうと気持ちが動くのは仕方がないかも!?

既に“仕事を辞めたい”と思う社会人1・2年生の割合は?

親としては「うちの子、就職した会社でちゃんとやっていけるかしら」と心配してしまうもの。では新社会人たちは今の会社をどう思っているのでしょうか?

「最初に就職する(した)会社で、どのくらいの間、働いていたいと思うか」と尋ねると、社会人1年生は「定年まで働きたい」が33.0%で断トツトップ。2位は「2~3年くらい」(16.6%)、3位「4~5年くらい」(15.2%)という結果に。ちなみに「既に辞めたい」は8.4%でした。

同じ質問を社会人2年生にすると、1位はなんと「既にやめたい」で24.8%! 2位は「2~3年くらい」(17.6%)、3位「定年まで働きたい」(17.4%)で、就職後1年経ちすでにモチベーションが“ダダ下がり”なことが分かります。

親としては「ちょっと……せっかく大学出したのに、そんなにすぐ辞めたいなんて!」と思うでしょう。

社会人2年目になると、ストレスや疲労などの現実に直面して、仕事に対する幻想が打ち砕かれてしまったのかも。

折しも今は“5月病”になる人も多い季節。昨年就職した子どもがいるという親は、「最近、仕事どう?」などとさりげなく様子を聞いてみてもいいかもしれませんね。

子どもが“転職したい”と言ってきたら…

仕事に対するやる気が燃え尽きかけている社会人2年生が多いことが判明しました。しかしここで「辞める」と言われては親としては気が気ではありません。

今回はライターとして数々のビジネスエグゼクティブにインタビューしてきた筆者が、成功者から学んだ転職の知恵をご紹介します!

(1)転職で成功することもある

筆者がインタビューしたビジネスの成功者たちは、ゼロから始めて何度も転職を経験した人がほとんど。必ずしも1つの会社にいることが成功への道ではありません。中には大学時代のアルバイトから始めて、50代で有名ホテルの総支配人になった女性もいます。

(2)転職する前に経験とスキルを付ける

職を転々とするだけでは社会の梯子を上がることはできません。ビジネスエグゼクティブたちは最初の会社で付けたスキルと経験を踏み台にして、更に良い条件の仕事を探したそうです。

(3)将来性のある業界を選択する

仕事によっては、経験を積んでもなかなか地位と収入が上がらない場合も。転職するならIT関連など将来性のある業界を選択するよう説得してはどうでしょうか? あるエグゼクティブは、宗教の勉強をした後に化学の博士号を取得し、世界的薬品会社の副社長に就任しました。

いい大学を出て名の知れた会社に就職することばかりが幸せではありません。子どもが「今の仕事を辞めて○○をしたい」などと相談してきたら、まずは親身に話を聞いてあげて、納得する結論を出す手伝いをしてあげてくださいね。

(ライター 相馬佳)

【参考】

社会人1年目と2年目の意識調査2017 ‐ ソニー生命保険

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