なんだか気分が晴れず、体もだるくて出勤したくない……。これは忙しい働き女子が陥りがちな症状だ。

身体的・精神的に疲れ気味でモヤモヤが残る、そんな気怠さが現れると、どうしても仕事の生産性も落ちてしまう。

こんな気分を改善するには、趣味に没頭したり、体を休めたり様々な方法があるが、とくに今回は海外のウェブサイト『JAMES CLEAR』に掲載されている、フランス人科学者が実験で証明した“人間と睡眠のメカニズム”を参考に、イヤな気分を改善する“良質な睡眠の取り方”についてご紹介しよう。

 

■1:睡眠不足の解消法

人間は8時間の睡眠時間を確保すると、体力回復・精神回復が万全に行われ、ベストなパフォーマンスができると同実験で明らかになった。逆に8時間以下の睡眠の場合、睡眠不足が蓄積され、結果的にパフォーマンスが大幅に下がってしまうという。

同実験によると、1日6時間の睡眠時間を2週間取り続けた人は、精神的・身体的パフォーマンスが48時間全く睡眠を取っていない人と同じレベルにまで落ちるというのだ。

しかし、溜まった睡眠不足は、十分な睡眠を一気に取ることで完全に解消されるとのこと。たとえば、前日の夜に2~4時間程度しか睡眠を取らなかった場合、翌日に10~12時間程度の睡眠をとれば、取り戻すことができるというのだ。

睡眠時間は、いわば充電時間。平日に仕事でパワーを使い切っても、週末に睡眠時間を確保すれば、またベストな状態に戻すことができる。仕事の生産性も良くなるはずだ。

 

■2:ノンレム睡眠とレム睡眠

睡眠時間を確保したら、次はその質を改善させよう。

良質な睡眠を取る鍵を握っているのは、“ノンレム睡眠”と、“レム睡眠”とよばれる睡眠の2つのモード。ノンレム睡眠は、深い眠りにつき体力の回復を行う。それに対してレム睡眠は記憶を整理しながら、脳や神経の成長を促す、精神面の回復に重要な睡眠だ。一晩のうち3~5回短いレム睡眠が行われ、基本はノンレム睡眠になるのが、一般的なサイクルのようだ。

このうちレム睡眠をより多く取ると、精神面の回復を促せることがわかっている。一般的には、寝入りから3時間の間に深いノンレム睡眠に入り、90分周期でレム睡眠が行われることが研究で判明している。つまり、最低でも4時間半の睡眠を取るとノンレム睡眠とレム睡眠の両方が行われるため、精神的な疲れの回復が促進されるという。

そして、最も良い睡眠の方法は、平日に蓄積した睡眠不足を解消するよう、週末の午後に昼寝を行うことだという。

 

以上、今回は重苦しいイヤな気分を改善するための。良質な睡眠の取り方についてご紹介したが、いかがだっただろうか?

もちろん、仕事のストレスや環境の変化など、睡眠不足だけでは改善されない問題もたくさんある。しかしたっぷり睡眠を取ることで、仕事の生産性があがったり、気持ちを少しポジティブな方向へもっていくことができるという。

いつもベストな状態で仕事に打ち込めるよう、睡眠でしっかり充電・回復することを心がけよう。平日に十分眠れなければ、週末にたっぷり昼寝をしよう。“睡眠”は他のなにものにも代えられない、重要な“仕事”なのである。

 

【参考】

※ How to Get Better Sleep: The Beginner’s Guide to Overcoming Sleep Deprivation – JAMES CLEAR

「五月病」は正式な病名にあらず! – healthクリニック

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