「この人と一緒にいるとなぜか元気がもらえる!」という人がいる一方、逆にそばにいるだけでどんどん気分が沈む人っていますよね。両者の違いって何なのでしょうか?

大きな違いのひとつは“言葉の選び方”かもしれません。人が何気なく発する言葉は、話す本人および周りの人間にも影響を及ぼすもの。人を上向きにする言葉、下向きにする言葉……どちらが周囲の人に好まれるかといえば、当然“上向き言葉”ですよね。

逆に“下向き言葉”を使っていると、人がどんどん離れていくことにもなりかねません! もしかして、あなたも知らず知らずのうちに使っているのでは?

そこで今回は、心理学者・伊東明氏の著書『人を傷つける女の話し方、明るくする女の話し方』をもとに、“自分も他人も不幸にするNGフレーズ2つ”をお届けしたいと思います。

 

■1:会話の頭に「でも」をつける

「この夏は沖縄に行かない?」「でも、混んでるし暑いんじゃないの」という様に、相手の話に対して「でも」で返すのが習慣になっていませんか?

「でも」というフレーズは、話し相手に「自分の話を否定された、攻撃された」と受け取られるようです。しかも、それは理性的な判断ではなく、瞬間的・本能的なもので、一瞬で不快感が募ってしまうといいます。

もちろん、相手の発言に対し何でも「イエスマンになれ」、というのではありません。相手と自分の意見が異なる場合は、きちんと伝えたほうがいい場合も多いでしょう。

ただその場合も、いきなり「でも」で返すのは得策ではありません。まずは、「そうですね」と相手の話を受け止めるようなひと言を添えて、その上で「ただ、自分はこう思う」と意見を述べるようにしましょう!

ちなみに、「そうですね」というのは、スポーツ選手がインタビュー時によく用いている言葉です。特に、敗戦直後で心身ともにヘトヘトなときでも、インタビュアーのちょっと意地悪な質問に対して、まずは「そうですね」と返しているのには頭が下がります。

「でも」が口癖になっている方は、参考にしてみるといいですね。

 

■2:「どうせ○○だし……」が口癖

「どうせダイエットしたってきれいになれないし……」「どうせ誰も認めてくれないし……」などと、「どうせ」が口癖になっていませんか? この「どうせ」の弊害について、伊東氏は以下のように解説しています。

<「どうせ」を言う側も、それを聞かされる側もだんだん気持ちが沈んでいき、マイナスの連鎖反応が始まってしまうことが多いのです。

聞かされる側も、そのときは「そんなことないよ」「もっと前向きにいこうよ」なんて言っていたのに、後から思い出しながら、「たしかに。どうせ……」とか思い始めて、「どうせ」が感染し始めます。>

マイナスの連鎖反応というのは怖いですよね。そこで、伊東氏は「どうせ」が口癖になっている人に向けて、「“どうせ”と言って何か得があるの?」と自分自身につっこみを入れることをオススメしています。

これは、心理学でも“カウンタリング”と呼ばれるひとつの手法で、自分のネガティブな声に自分でカウンターパンチを浴びせかけることで、「どうせ、どうせ……」とどんどん深みにはまるのをストップする効果があるようです。

口癖を封印するのはなかなか難しいものですが、「どうせ」が頭に浮かんで、つい言葉として発してしまった場合には、ぜひつっこみを入れてみましょう。うじうじしているのが馬鹿馬鹿しくなってきて、自然と「どうせ」から遠ざかることができるかもしれませんよ!

 

以上、“自分も他人も不幸にするNGフレーズ2つ”をお届けしましたが、いかがでしたか? 「やばっ言っちゃってたかも!」という方は、是非それぞれご紹介した対処法を参考に、自分も他人も不幸にする言葉遣いを改めてくださいね。

 

【参考】

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