寒い冬が終わり過ごしやすくなった一方で、気になるのがカサカサ動くヤツの存在……そう、ゴキブリです。
しかしそもそも、ゴキブリはどこから家に入ってきているのでしょうか?
今回はゴキブリ対策を行うアースウェル経営者の大久保柾幸さんの著書『ゴキブリ退治に殺虫剤は使うな!』を参考に、ゴキブリの侵入パターンを5つお伝えします。

ゴキブリは“侵入ルートがあるから”侵入する!?

著者の大久保さんによると、ゴキブリは“エサがあるから侵入する”のではなく“侵入ルートがあるから侵入する”とのこと。

大久保「なぜかというと、ゴキブリは触覚で餌を探すと言われていますが、その触覚が感知できる範囲は数10cm程度といわれているからです。私の実感も同じです。
つまり、壁の向こう側や1m先の物を感知できるほどの能力はないので、餌や誘引剤に惹かれてくるのではないといっています。たまたま侵入した所に、エサや水、隠れる場所があれば、そのまま住み着きます」

それがわかれば、その侵入ルートさえなくしてしまえばゴキブリは家に入ってこないということになります。完全に断つことは難しくとも、侵入ルートを知っておくことは一つの対策となりそうですね!

侵入ルート1:出入口や窓から侵入

なんと、ゴキブリは意外と堂々とドアや窓から入ってきているとのこと!

<ドアや窓が開きっぱなしになっているときに入ってきたり、ドアや窓枠の溝に隠れていて、窓が開いたときに入ってきたりするのです。>

ドアや窓枠の溝は日頃の掃除の際にチェックし、見つけたら即座に対応したいところですね。

侵入ルート2:家に開けられた穴から侵入

快適な暮らしのために、住宅に穴を開けることがあります。例えばエアコンのホースを室外にだすために壁に穴を開ける、配管パイプを通すために壁や床に穴を開ける……。こういった小さな開口部から侵入しているケースがあるというのです。

<通常は、その隙間をふさぐ処理をしてあるのですが、実は完全にふさがれていなかったり、ふさいでいたパテが変形してすき間ができてしまっていたり、中にはふさぐ処理さえしていない場合もあります。

特に、エアコンホースなど見えるところは一応ふさぐ処理をしてあります。けれども、壁の中や床下など、普段見えない所の処理が甘いのです。>

一度家の中を点検して、隙間が開いているようであればふさぎましょう。テープだとはがれてしまい、そこが新たにゴキブリの隠れ場所になってしまうため、ホームセンターで手に入るモルタルや防水パテがおすすめだということです。

侵入ルート3:給排気口から侵入

室内換気のために設置される壁や床の給排気口も、ゴキブリの侵入経路になりえます。

<防虫網があっても、網の目より小さい虫なら侵入してきますが、それでもしないよりはマシです。防虫網をしておきましょう。>

侵入ルート4:外から持ち込まれている

ゴキブリが侵入した、というよりも、外から持ち込まれているパターンがあると言います。

<物にくっついて入ってくるパターンで一番多いのが、宅配便で送られてくるダンボール箱や食材の配達に使われるダンボール箱、発砲スチロールなどにくっついて入ってくるケースです。>

段ボール箱には隙間がありますので、ゴキブリ自体や卵が付着しているといったことが考えられます。受け取った段ボールや発泡スチロールは、中身を出したらその場で廃棄することが望ましいでしょう。

侵入ルート5:自ら招き入れている

「えっ、ゴキブリを招くなんてことしないわよ!」と思っていても、知らない間に連れて帰っていることがあるのだとか……。

<バッグや手荷物、服、靴底にくっついて持ち帰ってしまうケースもあります。

また、お店で購入した観葉植物の鉢や鉢カバーにくっついて入ってきたり、土の中やウッドチップに紛れ込んできたりするケースもあります。>

『WooRis』の過去記事でも、外出時に床に置いたカバン、ハンガーにかけた上着に侵入しているケースがあることをお伝えしましたが、実際に一緒に「ただいま」しちゃってる……というおぞましいことがあるのです。

帰宅時には洋服をはたく、観葉植物の鉢をチェックするなど、できる対策は打っておきたいですね。

ゴキブリの侵入パターンをお伝えしましたが、いかがでしたか?

一度家の中に入れてしまうと、繁殖を繰り返してゴキブリの巣窟になってしまいます。できる限りの対策で、ゴキブリの侵入を防ぎましょう!

(ライター 沖田かへ)

【参考】

大久保柾幸(2017)『ゴキブリ退治に殺虫剤は使うな!』(白夜書房)

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