時短コスメブランド「Saborino (サボリーノ)」の朝用シートマスク「目ざまシート」をご存知でしょうか。

朝、起きたらシートを貼って60秒待つだけで、洗顔・スキンケア・保湿下地が完了する優れもの。「ギリギリまで寝ていたいけど、ケアもちゃんとしたい!」という女性の心をつかんで大ヒットしている商品です。

開発したのは、発売元であるBCLカンパニーの女性スタッフたち。商品企画から広報や営業まで、部署を横断してメンバーが集まったプロジェクトなのだそう。

「Saborino (サボリーノ)」のヒットの背景には、どんな工夫や苦労があったのでしょうか。販売推進部の大小原碧里(だいこはら・みどり)さんと、宣伝部PR担当の御殿谷りえ(みどのや・りえ)さんに聞いてみました。

なぜ洗顔ナシでOKなの? シートマスクへのこだわり

(左:御殿谷りえさん、右:大小原碧里さん)

——「Saborino (サボリーノ)」はどういった経緯で生まれたシリーズなのでしょうか?

御殿谷りえさん(以下、御殿谷):「女子の本音を形にしたい」という思いを元に、同社の20代後半〜30代の女性スタッフが職種を問わず集まって作ったシリーズです。

大小原碧里さん(以下、大小原):忙しい女性にとって「時短」は重要ですよね。女性たちの生活によりそった化粧品を出していこうということで、第一弾として「目ざまシート」を開発しました。朝は忙しいしスキンケアも面倒だよね、どんな商品があれば助かるかな、と考えて。

——リアルな女子トークから生まれたんですね。「洗顔ナシで貼るだけ」なのが最大のポイントかと思いますが、なぜ顔を洗わなくてもOKなのでしょうか?

御殿谷:「リンゴ酸」が余分な角質を取り除いてくれるんです。フルーツ酸を採用しているので、肌にも使いやすいですよ。

大小原:シートマスクは伸縮性のある素材で少し小さめに作られているので、ぐっと引き伸ばしてつけていただければ、肌が持ち上がるように感じられると思います。メンバーにお酒が好きな人が多かったので、朝のむくみを解消するため、あえて小さめにつくったんです。

——なるほど、いろんなこだわりがあるんですね。シートマスクが取り出しやすいと感じたのですが、これも意図したものでしょうか?

大小原:はい。ウェットティッシュのように簡単に取れる容器にしよう、というのはマストで考えていました。ベッドサイドに置いておいて、寝転がったまま貼り付けていただくという使い方を想定したとき、取りにくいと面倒じゃないですか。

——どこまでも時短を追求しているんですね。使い心地として、メントールのクール感が目覚めやすいなあと感じました。

大小原:そこもこだわりなんです。試作品をたくさん作って、いちばん目が覚めるメントールの強さにしました。「目ざまシート」の開発を始めたとき、シートマスク市場はもう飽和状態だし、朝用マスクなんて売れないよという空気があったので、個性のある商品にしようと。メントールの入っているシートマスクって、これまでそんなになかったんですよ。

——スーッとはしますが、外すとしっとりしておどろきました。

御殿谷:「目ざまシート」のあとに何かクリームを塗っていただいても大丈夫なんですけど、基本的にはこれ一枚で済むように作られています。

大小原:個人的におすすめしたい使い方は、冷蔵庫に入れておくこと。ひんやり感がよりいっそう強く感じられて、毛穴がきゅっとしまります。これから暑くなる季節、ぜひ試してみてください。

女性だけの「部活」のようなプロジェクトだった

——BCLカンパニーには、さまざまなシリーズラインがありますよね。クリームや美容液などを作るノウハウもあるなかで、「目ざまシート」に関してはマスクひとつで勝負というのが潔いと感じました。

大小原:そこは、発売してからの数年間、すごく悩んだんですよ。「他の商品も出す?」とか。でも、時短というコンセプトを軸にブレないシリーズ展開をしています。

——商品そのもの以外では、どんな工夫をしましたか?

大小原:私は当時営業をやっていたので、バイヤーの方に「こういうの売れると思いますか?」とヒアリングしたり、どういうものがメディアにウケるかを話し合ったりしましたね。

御殿谷:私は宣伝として、お店の方にどう売っていただくか考えたとき、やっぱり好きになってもらわないといけないなと。サンプルをお配りして「よさが実感できたら、いい場所に置いてください!」とお話していましたね。そのかいあって目立つところに置いていただけて、ヒットのひとつに繋がりました。パッケージデザインも、SNSで拡散したくなるような、かわいいものを目指して作りました。

——デザインのアイデアなどは、どう出していったのでしょうか?

大小原:プロジェクトメンバーみんなで話し合いました。かわいいと思うものを持ち寄って、テイストをすりあわせていって。

御殿谷:世代の近い女性が集まってあれこれと相談しながら作ったので、部活のような感じでしたね。それぞれ仕事があって、「Saborino (サボリーノ)」はあくまでもサブの業務だったんですけど、ヒットしたことが成功体験になって、それぞれ働き方のプラスになったんじゃないかと思います。

——発売してからは、すぐ売れたのでしょうか?

御殿谷:そうですね。最初は10店舗限定で先行発売したんですけど、ばっと火がつくように売れて。あっという間に完売したので、数ヶ月後にもう一度発売して、また完売して……と、どんどん広まっていきました。今は海外展開もしています。

——そこまでのヒット商品にかかわるとなると、プレッシャーはありませんか?

大小原:発売するまでは、売れるかどうかもわからなかったし、「かわいい!」「どんどんやろう!」と自由にやっていたんですけど、今は弊社のなかでも大きなブランドになったので、正直少しプレッシャーはあります(笑)。これからもいいものを展開していかないと、と。

夜用マスクも登場! 忙しい女性の生活を支えるブランドに

——現在発売されている「すっきりタイプ」「しっとりタイプ」に加えて、4月10日からは「ホワイトタイプ」も登場しましたね。今後はどうシリーズ展開していくのでしょうか?

大小原:7月に夜用のマスクが出ます。Twitterなどを見ていると、夜用の要望が非常に多かったので、じゃあ作っちゃおうと。夜用は競合も多いですが、「Saborino (サボリーノ)」というシリーズの知名度が高くなってきたので、発売に踏み切りました。

御殿谷:夜用は、クレンジングは別でしていただいて。マスクは化粧水・美容液・乳液の役割を果たします。7月18日発売です。

大小原:また、「Saborino (サボリーノ)」はマスク以外も展開していて。今は、濡れた髪にスプレーするとドライヤー時間が短縮できる「速く乾かスプレー」があるんですけど、7月18日にはフェイスパウダーと、顔(クレンジング含)・体を拭くシートが発売されます。フェイスパウダーは、コンシーラーいらずのカバー力です!

——マスクをしたあとに使うと、洗顔からベースメイクまで2ステップで済むということですね!

大小原:そうです! ボディシートは他のメーカーからもたくさん発売していますが、こちらは大判で、顔も体も拭けるのが特徴です。残業や飲み会で帰宅が遅くなって、とにかく早く布団に入りたい、お風呂が面倒くさいというときに、一枚で全身がキレイになる。“スペシャルサボり”ができます(笑)。

御殿谷:いかにサボってもキレイになれるか、というところを大事に考えています。

大小原:「Saborino (サボリーノ)」を取り入れることで、忙しい女性の生活スタイルが変わったらいいな、と。今後、化粧品という枠を超えてやっていくのもアリではないかと、いろいろ商品展開を考えています!

■公式サイト

※ Saborino (サボリーノ)|BCLBRAND SITE / BCLブランドサイト

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