公共のトイレでは、ママと一緒に男の子が女子トイレに入ってくるケースもあるかと思います。ただ、子どもが意外に大きくて、「え……この年齢なら男子トイレに行かせてもよいのでは?」と思うこともありませんか?
そこで今回『WooRis』では、全国の女性500人にどのくらいの年齢から気になってしまうかを聞いてみました。ランキング結果とともに、法律事務所に聞いた“法律的にNGな年齢”についてもお伝えしましょう。

就学しているか、未就学かが境界線!?

「“ママと一緒に公共の女子トイレに入ってきてほしくない”と思う男の子の年齢は?」と聞いたところ、結果は以下の通りでした。

4位・・・6歳(幼稚園年長)(61票)
3位・・・何歳でも子どもなら許せる(69票)
2位・・・7~8歳(小学校低学年)(120票)
1位・・・9~10歳(小学校中学年)(122票)

子どもならば何歳でも許せる、という人がいる一方、小学校にあがって少し経ったあたりから複雑な気持ちになる女性が多いと分かります。

ランクインした一番小さな年齢は、4位の6歳(幼稚園・保育園の年長)でした。平均的に5歳以下(幼稚園・保育園の年中)くらいまでは、それほど気にならないようです。

ちなみに「何歳であろうとも許せない」という人も、47人(9.4%)いました。意外と見逃せない割合ですね。

女湯に入ってきても許せる男の子の年齢は6歳!?

さて、女子トイレと違って、女湯には仕切りがありません。

『WooRis』の過去記事「正直“女湯に入ってほしくない”のは何歳から?年齢に関係なくNGな人も」では、“女湯に入っても許せる男の子の年齢”を聞いています。

「許容できる」という意見が最も多かった年齢は、「6歳(幼稚園年長)」(26.6%)。2位は「7~8歳(小学校低学年)」(17.6%)、3位は「0~3歳(乳幼児)」(15.8%)でした。

また、「年齢に関係なく女湯に入れてほしくない」という意見は14.0%と、トイレに比べると約5%高い結果になっています。

弁護士に聞いた“法律的にNG”なのは何歳から?

今までの話は、あくまでも感覚的な基準。では法的には何歳がボーダーなのでしょうか?

そもそもの話として「男が女子トイレに入ると、法的にどのように問題があるのか」、アディーレ法律事務所に聞いてみました。すると、

「建造物侵入罪(刑法130条)に問われる可能性があります」

とのことでした。“建造物侵入罪”とは、正当な理由なく他人の建造物に侵入したときなどに成立するそうです。

女子トイレに男子が入ってはいけない理由

では、公共の建物や施設の場合、“他人の建造物”に当たる“他人”とは誰なのでしょうか。

「公衆トイレは地域の市区町村長が、ファミレスやテーマパークなどのトイレは施設の管理者が管理する建造物になります。
トイレが男女で区別されている場合、管理者の意図としては、原則として男性は男性トイレを、女性は女性トイレをそれぞれ使用してくださいと意思を示していることになるのです。
男性が表示に反して女性用トイレに入れば、管理者の意思に反した立ち入りとなり“侵入”に該当することになります」

となると、子どもが男性と見なされる年齢や管理者の判断基準が、ボーダーラインになるのでしょうか。法的に決められた年齢があるのでしょうか?

法律的に、男の子の女子トイレ使用がNGになるのは何歳から?

上述した建造物侵入罪について、〇〇歳以上の男の子に適用されるなど明確な線引きがあるのか、同じくアディーレ法律事務所に聞いてみると、

「特に法的な線引きはありません。常識の範囲内でということになるでしょう」

とのことでした。

「男の子が女子トイレに入るのは“母親の介助が必要である”とか、“目を離せない年齢である”という理由が挙げられると思います。
トイレの時間だけ目を離しても大丈夫な年齢だったり、1人で用を足せる年齢だったりすれば、男の子は男子トイレに入るべきということになるでしょう。
銭湯に関しては各都道府県で条例などが存在するのですが、トイレに関しては明確な条文は定められておりません」

銭湯は条例で何歳からNGになっている?

上述のコメントによれば、銭湯に関しては各都道府県で条例が存在するとのこと。試しに筆者の暮らす富山県の条例を調べてみると、富山県公衆浴場法施行規則の第5条には、

<規則で定める年齢は、10歳とする>

とあります。10歳以上の男の子は風紀の問題から、女風呂に混浴させては駄目なのだとか。

気になる場合は、皆さんの居住地域や旅行に出かける先の自治体の条例を、一度チェックしてみるといいかもしれませんね。

以上、“女子トイレにママと一緒に入ってきてほしくない男の子の年齢”などについてお伝えしました。

ちなみに外出先で「今にも漏らしそう……、でも異性用のトイレしか空いてない」というケース、大人でもありますよね?

その場合は、よこしまな目的ではない限り、緊急事態であれば異性のトイレに入っても一般的に無罪と判断されるそうです。トイレの管理者もトイレの外でされるより、空いているトイレを使用してほしいと考えて、許可すると予想されるからです。

息子がある程度の歳になると、ママにとって外出先のトイレは悩ましい問題になることも。今回の内容を少しでも役立てて、判断基準にしてみてくださいね。

(ライター 坂本正敬)

【取材協力】

アディーレ法律事務所・・・債務整理、借金返済の無料相談を行っている。債務整理分野で豊富な実績を誇り、借金の返済の問題を得意とした法律事務所。

【参考】

富山県公衆浴場法施行規則 – 富山県

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