育児ももちろん大変ですが、妊娠と出産はお母さんにとってまさに命懸け。体にも大きな負担がかかりますので、「産後は老ける」という意見も出てくるのかもしれません。

「本当にそう……」とご自分で“実感”している母親もいるかもしれません。しかし、その認識、実は間違ってるんです!

実際は子どもをたくさん授かった人ほど、細胞の老化が遅くなると分かったのです。

そこで今回は、カナダのサイモンフレーザー大学の調査を基に、お子さんの人数と細胞の老化の関係についてまとめます。

 

■妊娠&出産で細胞の老化が遅くなる仕組み

カナダのサイモンフレーザー大学は、グアテマラの女性75人を対象に、出産の回数と細胞の老化の関係を調べたそうです。

グアテマラの女性の合計特殊出生率は3.78(2013年)。これは、1人の女性が一生のうちに何人の子どもを授かるかを表した数字です。近年は下がってきているものの、日本の1.41と比べると倍以上の高い水準ですね!

このグアテマラの女性75人の遺伝子を、13年間のインターバルをおいて計2回調べたところ、なんと子どもを多く産んでいる女性の方が、細胞の中にある“テロメア”という染色体が短くなるペースが普通よりも遅くなると分かったんです。

「ん……、どういう意味?」と思うかもしれませんが、『WooRis』の過去記事「タバコ級にヤバい!毎日飲むと“4.6歳も細胞が老化”する飲み物とは」でも触れた通り、テロメアとは細胞の核の中にある染色体の一部。

遺伝情報がぎゅっと詰まった染色体の両端にニット帽のように被さっている部分です。

細胞が分裂するたびにテロメアは短くなっていきます。そして、一定の長さを下回ると、その染色体を含む細胞は分裂できなくなり、死んでしまいます。

つまり、たくさん子どもを授かった方の女性の細胞を調べると、テロメアの短くなる(細胞が老化する)ペースが、そうでない人と比べて遅くなっていると分かったのです。

 

■女性ホルモンの抗酸化作用が細胞の老化を予防する

では、どうして子どもをたくさん授かった女性のテロメアは、短くなる(老化の)ペースが遅くなるのでしょうか?

その理由は女性ホルモンの1つである“エストロゲン”が影響していると考えられています。妊娠をした際に劇的に増えるエストロゲンには、抗酸化作用があります。

その抗酸化作用がテロメアの短くなるペース(細胞の老化)を遅らせていると考えられているそうです。

「産後は老ける」といった考え方は、少なくとも細胞レベルで言えば間違いなのですね。

 

以上、妊娠&出産の回数が多い女性ほど細胞の老化が遅くなるという話をしましたが、いかがでしたか?

産後の一時的な変化で若さや容姿にちょっと自信をなくしてしまう場合もあるかもしれません。しかし、細胞そのものの老化は遅くなっていると考えられれば、ちょっと勇気づけられるかもしれませんね。

(ライター 坂本正敬)

 

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