子育てをする者同士、ママ友は心強~い味方。ただ、付き合い方をちょっとまちがえるとその態度が豹変し、仲間はずれにされたり悪いウワサを流されたりなど、思わぬトラブルに巻き込まれることにもなりかねません。
そこで、今回は心理学博士・榎本博明氏の著書『他人を引きずりおろすのに必死な人』(SBクリエイティブ)を参考に、ママ友付き合いでのNG行動3つをお届けします。

1:ママ友の誘いや頼みごとに「NO」が言えない

知り合ったばかりの頃は何かと親切にしてくれたママ友が、しだいに恩着せがましく、あなたに依存するようになってきていませんか?

「はじめはよくしてもらったし」「断ると何だか悪いから」と、相手の誘いや頼みごとをズルズル受け入れていると、そのうち大変な目にあうおそれが……。

<彼らの特徴は、少しでも親しくなると依存してきて、それを受け入れてしまうとどんどんエスカレートしてくることだ。それで「もううんざりだ」と思って距離を置こうとしてももう遅い。打って変わって攻撃的態度に出る。>

と、榎本氏が指摘するように、どんどん依存してくる人にいくら親切にしても、あなたの労力は報われません。

むしろ、相手のなかで“やってくれて当たり前”の基準が上がるばかりで、いつか「そのくらい、やってくれたっていいのに!」「なんでそんなに冷たいの?」と非難、罵倒されることになりかねないのです。

依存的なママ友から距離をおこう

ママ友の存在が「重い」と感じたら、「気のせい」などと我慢するのではなく、深みにハマる前に距離をおきましょう。

<感情的になるのではなく、丁重な言葉遣いを保ちつつ、無理なことは無理と伝えることが大切だ。

(中略)ただし、反論したり、要求を断ったりする際も、頭ごなしに反論したり、無理だと言ったりするのではなく、共感を示し、向こうの言い分に耳を傾けつつ、やむをえない事情を具体的な根拠をあげて説明する。>

たとえば、頻繁な誘いを断りたいのであれば、急に態度を硬化させるのではなく「行けなくて残念だけど、どうしても~~があるから無理なの」と相手の神経を逆撫でしないように上手に断りましょう。

“ウソも方便”ですから、「義母に用を頼まれている」などお姑さんを口実にするのもいいかもしれませんね。

2:SNSで“リア充”な情報を発信する

家族での外食や旅行など楽しい出来事があると、その様子をSNSにアップしていないでしょうか?

こうした“リア充”な情報をむやみに発信することはおすすめできません。それを目にしたママ友の嫉妬や反感をかうおそれがあるからです。

<人間には強烈な比較意識がある。

人の幸せな姿を見るにつけ「それに比べて自分は……」と落ち込む人が出てくる。

(中略)人のことが気になってしようがないという人は非常に多い。

友だちだからといって、安心できない。

身近な人物ほど比較心理がはたらくからだ。ゆえに、身近な相手ほど、こちらのことを妬む可能性がある。>

こういった側面もあるようです。

SNSでの情報発信は控えよう

「私は友人の外食や旅行の写真を見ても何とも思わない」「むしろ“自分も次はここに行ってみたい”という参考にしている」と、他人の投稿にいちいちネガティブな感情を抱くことなどないという人もいるでしょう。

しかし、誰もがそのように「人は人、自分は自分」という意識をしっかり持っているわけではない、と榎本氏は警鐘を鳴らしています。

自分だけを基準に考えるのではなく、“世の中にはささいなことに妬みを覚える人がいる”ということをよく心得て、楽しい思い出は自分の胸のなかにしまっておきましょう。

3:うっかり自慢話をしてしまう

「私は自慢話なんかしないから大丈夫!」と思う人が多いかもしれません。

しかし、何が“自慢”にあたるのかは、話し手の意識よりも聞き手の受け取り方次第ともいえるのです。

たとえば、「夫が海外に単身赴任しているから心細い」と言えば、「海外赴任するようなエリート旦那を自慢している」。

「子どもが中学受験のストレスでまいっている」と言えば、「中学受験できるほど家庭が裕福、子どもが優秀だと自慢している」。

このように、話し手としては愚痴や悩みのつもりでも、聞き手は「何それ、自慢!?」ととらえてしまうことがあるのです。

周囲の嫉妬をかわないためのフレーズ3つ

あなたにとって思いがけない一言が、他者には“自慢”ととらえられるおそれもあるので、よほど気心の知れている相手以外には、自分の内情をむやみに話さないようにすることが賢明かもしれませんね。

また、自分から話をふらなくても、相手のほうから「おたくのお子さんすごいわね」などと持ち上げるような発言をしてくることもあるでしょう。

そんなときは、同書で紹介されている以下の3つのフレーズを覚えておくと便利です。

「運がよかったみたい」

「たまたまだよ」

「皆さんのおかげです」

内心では自分の子どもを誇りに思う気持ちが強くても、対外的にはなるべく謙虚な姿勢を示して、嫉妬心からの無用な攻撃を予防するようにしましょう。

“女の敵は女”と言いますが、いい人だと思っていたママ友が、ちょっとしたきっかけで態度を豹変させ、思わぬ陰湿な攻撃をしかけてくることもあります。

「そんなはずじゃなかったのに……」と後悔しないよう、今回ご紹介したNG行動はくれぐれも慎むように心がけましょう。

(ライター 中田綾美)

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