お宅のお子さんはイジメの被害にあっていませんか? ネットや無料メールアプリなどが普及している現代、イジメも多様化していて、親としては「うちの子は大丈夫かしら?」と心配になりますよね。そこで今回は、知人の高校教師に、生徒に実施したイジメに関するアンケートの結果や、早期発見のために気づけるかもしれない兆候を教えてもらいました。

年齢が上がるほど、イジメは表面化しにくい

多くの小学校・中学校・高校では、年に1、2回ほどイジメに関するアンケートを生徒に実施しています。

知人の高校教師が実施したアンケートでは、「イジメにあったら相談する人はいますか? 誰に相談しますか?」という質問に対して、「親」、次いで「教師」という回答が多かったそうです。自分だけではどうしようもなくなると、やはり頼れる大人に相談するのですね。

まだ小学生のうちは、素直に大人に話したり、そもそも隠すのが下手で大人が比較的早い段階で気付くこともできるかもしれません。

高校生から意識が変わることに注意

ですが、高校生くらいになると、アンケートを実施しても「イジメを目撃したけど、面倒なことに関わりたくないから黙っている」「イジメられてもなかなか言い出しづらい」などの理由で、正直に回答しないことも多くなってくるそうです。

実際に、知人の高校教師が実施したアンケートでは、「イジメがある」と正直に回答してくれる生徒は、学年で1人程度しかいないそうです。

この状況でイジメが表面化したときには、事態はかなり深刻化しているということも……。

そうなる前に、親や教師が気づいてあげることが重要です。イジメにあっている子どもに見られがちな兆候を、大人が理解しておくことが大切ですね。

イジメの兆候を見抜く為に、朝に親が観察すべきポイント

“相談されてからの対応”も重要ですが、“相談される前”に、家庭でイジメの兆候を見抜く方法があるそうです。「最近なんだか様子がおかしいけど、もしかして……」と気になる方は、朝、次のポイントに気をつけながら、子どもの様子を観察してみましょう。

・元気がない、だるそうにしている
・具合が悪くて学校を休みたいと言う
・食欲がない

当てはまる場合は、イジメの可能性を疑ってみた方がよいかもしれません。

また、イジメられている子は、教室にはいづらくて保健室に行くことが多いそうです。一番最初に気付くのは養護教諭(保健室の先生)というケースもよくあるとのこと。

イジメの可能性があって学校に相談するときには、保健室を頻繁に利用していないかも聞いてみましょう。

“LINE外し”やスマホイジメに遭わない為にはどうしたらよいか

お子さんにスマホを持たせていますか? いまや学校の部活動の連絡手段もLINEが当たり前の時代。スマホを持っていないと、連絡網から漏れてしまうことも。

親としては子どもが仲間外れにされたり、イジメにつながったら……と不安になり、つい買い与えてしまいますよね。

ただ、スマホはイジメの温床にもなりえるもの。特定の人をグループから強制排除(ブロック)する“LINE外し”などは、実際によく行われているそうです。「返事をしないと友達に嫌われるから」という理由で、スマホが手放せなくなっている子も多いのが現実。

スマホを与える前の「守らせるべきルール」

どうしても必要でスマホを持たせるときは、スマホを通してのイジメに巻き込まれないようにするために、事前に親と子で以下のような約束を決め、「守れるなら買う」というようにしましょう。

・「使うのは夜9時まで」などとスマホを使える時間を決める
・友達にも「うちは夜9時までしか連絡できない」と、子どもから伝える
・LINEなどのやりとりが頻繁に続くと勉強にも差し障りがあるので、しつこく返事を要求するような友人とは割り切って付き合うようにする

どうでしょう? さらにその際、子どもに次のようにアドバイスをしてあげるとよいそうです。

・「“スマホの料金は親が負担しているから、スマホの管理も親がしている。夜9時過ぎたらスマホは母に預けなくてはいけない”と友達に言って、ママを悪者にしていいから」と伝える
・お互いに信頼しあい、約束を守りあうことができる友達作りが大切であることを伝える

買う前に子どもにスマホを持つことにより起きえる弊害をきちんと伝え、スマホに縛られた生活にならないように、親子で約束事を決める、そして守ることが重要です。

いかがでしたか?

イジメは子どもに一生消えない心の傷をつくります。そして、勉強が手につかず、進学にも影響が出るなど、不本意な学生生活を送ることになりかねません。

学年が上がるほど周囲は気付きづらくなるので、家庭でもしっかりと見守るようにしたいですね。

(ライター 大津留ぐみ)

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