できる限り安いものを買って切り詰めているつもりが、なぜかお金がなくなっていく……。そんな経験はありませんか?

もしかしたらそれは、“お買い物のワナ”にはまって無意識のうちに浪費してしまっているのかもしれません。

そこで今回は、知らないうちに浪費するのを防ぎ、必要なものだけ適正価格で購入するためのコツをお伝えします。

1: 不要なものまで無理に購入していない? お得、送料無料に惑わされない

「○○円まで購入すれば送料無料」「ポイント○倍デー」、その他各種割引券など……世の中には一見消費者の“お得”になるようなサービスが溢れています。

しかし、“お得”の言葉にクラクラッときて財布のひもが必要以上に緩んでしまっては本末転倒。

消費経済ジャーナリストの松崎のり子氏の著書『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』では、これらはみな、“消費者にお金を使わせるための仕掛け”だと解説しています。

<どれもこれも、一見、「おトクに買い物や食事ができる」という大義に隠された、お金を使わせる仕掛けです。「お金が貯まらない」と言っている人ほど、おトクだと信じて、ちょこちょこお金を使ってしまうもの。それこそ、お金が漏れていく穴なのです>

もちろん、必要なものや欲しかったものだけを購入して“送料無料”になるのであれば何も問題はありません。けれども、送料無料の値段に達するまで“本当はあまり必要ないもの”でとりあえず埋める、というのはNGです。

2: いつかのお楽しみにするよりも……まず“本当に欲しいもの”から先に買う

とても欲しいものがある場合、“いつかのお楽しみ”として後回しにしてしまう人もいます。そして、本当に欲しいものの代用品でとりあえず間に合わせようとしたり……。

でも、満足度も品質も“本当に欲しいもの”以下の代用品をとりあえずいくつも購入していると、お金の無駄づかいにつながりますし、本当に欲しいものを購入できる日がますます遠のいてしまいます。

そのような事態を防ぐためにも、まず一番に“本当に欲しいもの”から購入するというのも意外と節約につながります。同著でも、

<本当に欲しいものを買うと、不思議とたった一つでも深い満足感が味わえるもの。「今日はこれを買う」を決めたら、浮気せず真っ先に買う。すると、「今日の買い物はこれですんだ」と思えるから不思議です(中略)買う順序を変えるだけでも、買い物マインドがずいぶん変わるので、ぜひ試してみてください>

フォクシー社主&クリエイティブ・ディレクター、前田義子さんの新刊『強運のチカラ 思いどおりに自分を生きる』(小学館)でも、妥協しないモノ選びが強運に繋がると述べています。

<ものは愛情込めてていねいにつくられたものを、ていねいに吟味して手に入れると生活にうるおいを与えます。ところが、それを少しでも安く手に入れようとしてものの価値を見誤ると、不思議なことに価格以上の価値をもたらすことはなく、安くて得をしたとは思えなくなります>

もちろん、無理は禁物です。でも、金銭的に少しゆとりがある時は、一番欲しいものを思い切って買ってしまった方がかえって生活が改善しそうですね。

3: 自分磨き、自分へのご褒美もほどほどに……貯蓄だって立派な“自分磨き”

過去記事「ムダ遣いする前に!心の中でつぶやく…“物欲をおさえる呪文”3つ」でもお伝えしましたが、コツコツと貯金することによりメンタルが安定し、ひいては美容にも繋がるのだそう。

もちろん、過度な節約ばかりでは心がすさんでしまいますし楽しくないもの。頑張って稼いだお給料を使って、ときには高めのレストランで食事を楽しんだり、高級ブランドのコスメを買ってみるのも大事な経験です。

しかし、その際にはきちんと「月○回、○円まで」と限度を決めておきたいもの。

前掲の松崎のり子氏の著書でも

<自分磨きや自己投資。お金の使い道としては美しく聞こえますよね。そのためならいくらお金をかけてもいい、とつい思考停止してしまいますが、本当にコスト回収ができるのかという視点に立たないと、それはダラダラと「お金が漏れる」行動でしかありません>

と指摘しています。

“自分磨き”という名目でいらない出費をしそうになったときは、「コツコツ貯金して堅実な金銭感覚を身につけることだって自分磨きなんだ」ということを思い出してみましょう。

以上、“お買い物のワナ”にはまらないためのヒントでしたが、いかがでしょうか?

魅力的な商品が目に触れると、必要なくてもつい惹かれてしまうもの。ストレスがたまっていて散財しそうなときは、“そもそも商品を見ないようにする”という対策もあります。

【参考】

※松崎のり子(2016)『「3足1000円」の靴下を買う人は一生お金が貯まらない』(講談社)

※前田義子(2017)『強運のチカラ 思いどおりに自分を生きる』(小学館)

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