暖かくなってくると、恐ろしいのがゴキブリの活発化。殺虫剤を使わずにゴキブリを駆除できる毒エサは便利なものですが、どうやら使用に関して勘違いをしている方が多いようです。そこで今回は、ゴキブリ対策を行うアースウェル経営者の大久保柾幸さんの著書『ゴキブリ退治に殺虫剤は使うな!』を参考に、毒エサに関するNG行為を4つお伝えします。

NG1:毒エサを置きっぱなしにしている

毒エサには期限があり、期限の切れたものは硬くなったりカビが生えるなどしてゴキブリも食べなくなってしまいます。食べない毒エサを放置していると、同じ種類の毒エサを新たに置いたところで食べない確率が高くなり、予防効果が得られにくくなってしまいます。

それどころか、市販の毒エサはケースに入っており、そのケースはゴキブリの好む構造となっているため、毒エサに効果がなくなったあとはゴキブリの都合のいい隠れ家と化してしまうのです!

これはお家のような形状になっているトラップ型駆除用品も同じことで、期限の切れたゴキブリ駆除用品はゴキブリの住み家として重宝されている恐れがあります。

NG2:毒エサの置いている場所にゴミが落ちている

毒エサはゴキブリに食べさせることができれば、駆除に効果的です。でもそれはあくまで“食べさせることができれば”の話。

つまり、ほかにゴキブリのエサになりえるようなものが落ちているような場所に毒エサを設置してしまうと、ゴキブリが毒エサを食べる確率は下がってしまいます。

ゴキブリは雑食で、食べかすのようなもの以外にも人間の髪の毛やフケ、垢なども食べることを考えると、掃除の行き届いていない場所で毒エサの効果は得られにくいといえるでしょう。

NG3:毒エサをゴキブリの通り道に置いている

毒エサをキッチンの床や部屋の隅など、ゴキブリの通り道だと思われるところに置いていませんか? 商品の取り扱いとしては間違いではありませんが、効果を出したいのであれば、“できるだけゴキブリの巣の近くに置くこと”がポイントとなります。

毒エサは誘因効果がありますが、部屋に1~2個置くくらいでは部屋全体のゴキブリを寄せることはできません。そのため、効果を出すためにはゴキブリの口元にもっていく必要があるのです。

通り道に置いているだけでは、その毒エサに辿り着くまでに別のエサにありついている可能性が高いので、通り道に置いた毒エサを食べる可能性は低いと言えます。

NG4:毒エサを食べたゴキブリにより巣の中のゴキブリを全滅させられると期待する

毒エサを食べたゴキブリが巣に帰って糞をし、その糞を別のゴキブリたちが食べるという連鎖を起こすことで巣を全滅させることができる……というドミノ効果は、実はあまり期待できるものではありません。

毒エサを食べたゴキブリの糞しか食べるものがなければうまくいく作戦ですが、実際には家のいたるところにエサとなるものがあります。そのため、もし毒エサを食べたゴキブリが糞をしたとしても、それをほかのゴキブリが食べる確率は低いと予想されます。

あまり過信しないようにしましょう。

ゴキブリの毒エサについて、勘違いからやりがちなNG行為をお伝えしましたが、いかがでしたか?

毒エサはゴキブリ駆除に有効な手段ですから、効果の出る使い方をしっかり身につけてくださいね!

(ライター 沖田かへ)

【参考】

大久保柾幸(2017)『ゴキブリ退治に殺虫剤は使うな!』(白夜書房)

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