「カワイイ!」……犬好きの方ほど、道ばたでワンちゃんを見つけると、思わず駆け寄って撫でたくなることだと思います。

ですが、もしもその犬に“黄色いリボン”がつけられていたら……、ちょっと気をつけてほしいことがあるのです。

盲導犬が専用のハーネスを装着していて、「仕事中だから邪魔しちゃいけないな」と伝えてくれるように、リードに黄色いリボンをつけているワンちゃんにも“ある事情”があることをご存じでしょうか?

そこで今回は、愛玩動物飼養管理士の筆者が、ワンちゃんの黄色いリボンについてご紹介します。

 

■黄色いリボンはオシャレのためじゃない

黄色いリボンをしている犬には理由や事情があり、決して“オシャレ”のために付けているわけではありません。

彼らは、“イエロードッグプロジェクト”と呼ばれるキャンペーンにもとづいて、リボンをつけているんです。

これは、2012年にスウェーデンで始まった運動で、現在ではアメリカ・オーストラリア・カナダをはじめとして多くの国が賛同しており、日本も参加しています。

黄色いリボンをしているワンちゃんたちには、ある事情があることから、できればそっと見守ってあげることが求められているのですが、そこにはどんな理由があるのでしょうか?

 

■リボンは“そっと見守っていてほしい”サイン

例えば、大きな手術の直後など体調が優れない時は、人間でもナーバスになりますよね? 

黄色いリボンをしているワンちゃんも、病気を抱えていたり、手術直後であったりと様々な理由によって、パブリックな場に恐怖を感じていることを表しています。また、まだ十分なトレーニングを受けておらず、上手にコミュニケーションをとることができないワンちゃんがつけていることもあります。

つまり、“そっと見守っていてほしい犬”がつけているのが、黄色いリボンなんです。

「他の犬が怖い!」というワンちゃんがしているケースもありますので、安易に自分の犬を近づけるのも、控えたほうが賢明でしょう。

 

以上、いかがでしたでしょうか?

イエロードッグプロジェクトは、日本での認知度はまだまだ高くありません。ですが、近年急速に普及しているので、あなたも街角で黄色いリボンをつけた犬を見かけることも出てくるでしょう。

そんなとき、彼らがつけているリボンの意味を正しく認識し、騒いだり、構ったりせずに優しい気持ちで見守ってあげることが求められます。

人間も動物も気持ち良く共存できる社会を実現するためにも、ぜひ覚えておいてあげてくださいね。

 

【参考】

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