毎日の食事は、体にいいヘルシーなものを選びたいですよね。しかし、一般的には“ヘルシー”だと思われているのに、実は意外に糖質が高くてヘルシーとは言いがたい食品もいくつかあります。「ヘルシーでローカロリーだと思って食べていたら、太っちゃった!?」なんてことにならないように、料理研究家で栄養士の中村友香さんに要注意な食品を教えてもらいました。

1:ヨーグルト

ヨーグルトは体にいいイメージがあるので、朝食や食後のデザートとして食べる人も多いと思います。

ヨーグルトはタンパク質やビタミン、カルシウムなど、さまざまな栄養素が含まれていて体にいいのですが、見落としがちなのがそこに含まれている糖質。

ちなみに、食品の栄養成分表示において「糖質」は表示義務がないため、マイナスイメージのある「糖質」を表示していない食品も多く、一般にヨーグルトの栄養成分表示にも「糖質」の項目はありません。

しかし、表示義務のある「炭水化物」は、実は「食物繊維+糖質」であるため、基本的に食物繊維が入っていないヨーグルトについては、「糖質=炭水化物ー食物繊維(ゼロ)」。つまり、ほぼ「糖質=炭水化物」と考えることができます。

選ぶなら無糖のプレーンヨーグルトを

市販のヨーグルトには、プレーン、低脂肪、無脂肪、加糖、フルーツ入りなどさまざまな種類がありますが、実は加糖やフルーツ入りヨーグルトは驚くほど糖質が高いんです。

例えば、3〜4連の小さめサイズの場合、1食分(約80g)の糖質量は平均10g前後で、ティースプーン約3.5杯分の砂糖に相当します。単品で売っている大きめサイズ(約180g)のものになると、糖質量は平均20g前後。なんとティースプーン約7杯分もの砂糖に相当するというのは、かなりの衝撃です。

また、低脂肪ヨーグルトや無脂肪ヨーグルトは、たしかにプレーンヨーグルトよりも脂肪分は少ないのですが、風味づけのためにかなりの量の砂糖が加えられていることもあります。

健康のためにヨーグルトを食べるなら、無糖であるプレーンヨーグルトがおすすめ。ただし、ハチミツやシロップのかけすぎ、フルーツやシリアルの入れ過ぎは、糖質が大幅にアップしてしまうので注意しましょう。

2:100%フルーツジュース

朝の食卓によく並ぶフルーツジュース。100%果汁のジュースであれば、なんとなく体にいいイメージがありますよね。でも、それは大間違い!

ほとんどのフルーツジュースには、コーラなどの炭酸飲料よりも多くの糖質が含まれているんです。

糖質の取り過ぎは、体にさまざまな悪影響を及ぼします。フルーツジュースの飲み過ぎには十分注意して、代わりに生のフルーツを食べるようにしましょう。

3:シリアル

シリアルも栄養バランスがよく、一見ヘルシーなイメージがありますが、選び方を間違うと“糖質たっぷりな食品”になってしまうので注意が必要です。

シリアルは、それ自体にかなりの糖質を含んでいるものが多いため、購入する際に、糖質がどれくらいなのかを成分表示できちんとチェックする必要があります。比較的ヘルシーそうなコーンフレークだって、意外と糖質があるんですよ。

人気のフルーツ入りグラノーラなども、ドライフルーツ自体にかなりの糖質があるため、そこにさらに砂糖やシロップが加えられている場合は、1食分で大量の糖質を摂取することになります。

また、プロテインや食物繊維が含まれていないシリアルは、満腹感があまり得られないため、食べた後にすぐおなかがすいてしまうという欠点も。

選ぶなら、糖質が少なく、プロテインや食物繊維が含まれているものがベスト。全粒粉がメインのものや、オーツ麦を加工したオートミールなどにするといいでしょう。

ちなみに100g当たりの糖質量は、それぞれ平均すると以下のようになります。

・コーンフレーク・・・81.6g
・フルーツ入りグラノーラ・・・63.2g
・オートミール・・・59.8g

シリアルをヘルシーに食べるには、実は手作りをするのがいちばん。オートミールにナッツを少々加え、砂糖やドライフルーツを入れずに作ります。甘さを足したい場合は、カロリーが低く、血糖値の上昇をゆるやかにする効果のあるメープルシロップを使うといいでしょう。

いかがでしたか。ヘルシーだと思って、毎日たくさん食べちゃっているものはありませんでしたか? イメージ的にはヘルシーな食品ばかりですが、選び方や食べ方によっては、大量の糖質で逆に健康を損ねることにもなりかねません。

それぞれの食品に含まれる糖質や栄養分をしっかりと把握したうえで、本当にヘルシーなものを選んで食べるようにしたいですね。

(ライター 土田奈々子)

【取材協力】

※ 中村友香・・・料理研究家、栄養士。目で楽しみ、味わえる、おしゃれな家庭料理を軸に、料理教室やテレビ出演、レシピ開発や電子マガジンの執筆など幅広く活躍。体によい食事はもちろんのこと、食べる人に喜んでもらえるテーブルコーディネートや盛りつけのコツも伝授する。自分と周りの大切な人を幸せにする料理“おしゃれしぴ”をブログで発信中

あわせて読みたい

元の記事を表示