あなたは、自分自身の“ブランド”について考えたことはあるだろうか?

結婚、出産、介護など、ライフイベントによって職場環境が変わりやすい女性にとって、継続的に企業で働き続けるのが難しくなるケースも出てくる。そんな背景もあってか、近年女性のスモールビジネスの起業が増えているという。帝国データバンクの集計でも、1990年には全体の4.5%だった女性社長の割合が、2014年になると7.5%にまで増加しているそうだ。

スモールビジネスが日本よりも盛んな欧米では、顧客から選ばれるための“パーソナルブランド”構築の重要性がしばしば指摘されている。商品やサービスにおける“ブランド”を個人に置き換えたもので、政治家やスポーツ選手・タレントではおなじみの手法だが、個人でスモールビジネスを起業しようとする人にとっても、きわめて重要なものなのだ。

ブランド研究の第一人者であるケビン・レーン・ケラー氏によれば、ブランディングとは、“認知(知名度)と連想(ブランドの知識や経験)によって、同じカテゴリー内のブランドとの違いを消費者の心に生み出すことである”と述べている。

つまり、あらかじめ“●●の専門家”というパーソナルブランドが構築されていれば、セールスが不要となり、強みを活かしたビジネスを効率的に展開できるのだ。

そこで今回は、英語圏の女性むけビジネス情報サイト『the business woman』の記事を参考に、パーソナルブランド構築のための6つのポイントを簡単に紹介しよう。

 

■1:あなたの専門領域をはっきりさせる

まずなにより、あなたの最も得意とする分野をはっきりさせることが大切。

たとえばコンサルティング業であれば、飲食業の人材育成や医療サービスのWebマーケティングなど、専門領域をしぼってニッチな分野の第一人者を目指そう。

 

■2:恥ずかしがらない

とかく女性は自分自身の売り込みを恥ずかしがって躊躇する傾向があるが、ビジネスにおいては、“誰かに見つけてもらう”ことを待っていてはダメだ。

積極的に行動し、セミナーやブログ、SNSなどを通じて人々の問題を解決できる能力を持った人物であることをアピールしよう。

 

■3:人間性を伝える

専門性だけでなく、あなたの人間性や温かみのある側面もあわせて伝えよう。

たとえば家族や友人のこと、社会・環境問題など、個人的な関心事もよいだろう。これによって親しみやすさが生まれ、情緒的なブランドイメージが形成できる。

 

■4:友達を作る

SNSのみの繋がりだけでなく、リアルな場での繋がりを作ることも大切にしたい。

実際に話したり一緒に仕事をすることで、ビジネスチャンスは広がる。口コミや友人の紹介は、スモールビジネスを展開する上できわめて重要だ。

 

■5:SNSに振り回されない

SNSの活用は、自身の専門性を広くアピールするために重要だが、多数のSNSの投稿に忙殺されるようであれば、1~2つに絞ったほうがいいだろう。

内容の薄いポストを多数投稿するよりも、少なくても読み手を納得させる専門性の高い記事を投稿しよう。

 

■6:あなたららしく!

マーケティング用語の“USP(Unique Selling Proposition)”をご存じだろうか? これは、あなたがクライアントに提供できる、他にはない独自の価値のことだ。

あなたのUSPに、価値観、信念、習慣、癖などを反映させてみよう。“あなたらしさ”をサービスや商品に付加することで、ユニークな価値を上げることができる。

 

以上、女性起業家を目指すなら知っておきたい、パーソナルブランドの重要性と構築のポイントをご紹介したが、いかがだろうか?

興味を持った方は、詳しく解説している本やWebサイトもあるので、ぜひ調べてみてほしい。

 

【参考】

※ 2015年全国女性社長分析 – 帝国データバンク

※ 平成22年女性起業家実態調査PDF – 経済産業省

 6 steps to build your personal brand – the business woman

あわせて読みたい

元の記事を表示