平日はひたすら家と会社の往復で、何も楽しいことがない。変わり映えのしない毎日で退屈……と悩んでいる女性は多いようです。

多くの人は、年齢を重ねるほど価値観や趣味嗜好が固まってくるもの。いつもと同じブランドで服や化粧品を買って、同じお店で同じメニューを注文して……。これが安心するし心地よい、というのは自然な感情です。

けれども、そんな保守的な行動が運を停滞させているのかもしれません。でも、だからといって突然会社を辞めて海外に行ったり、起業したり、奇抜な趣味に挑戦するのはちょっと……。

でも、本当に派手で大きな行動だけが運命を変えるのでしょうか?

蝶の羽ばたきが竜巻に……“バタフライ・エフェクト”とは

“バタフライ・エフェクト”といって、蝶が羽ばたくほどのほんのわずかな変化が竜巻のように大きな結果を引き起こす可能性があるという考え方があります。

この考え方をテーマにした『バタフライ・エフェクト』という映画がありますが、ほんのささやかな選択が後々大きく運命を変えるというストーリー。日本にも“風が吹けば桶屋が儲かる”ということわざがありますよね。

私たちの日常にも、規模は違えど同じようなことは起こりうるでしょう。たとえば、いつもと違うブランドの口紅を気まぐれで購入したら思いがけず良かったために周囲から褒められ、それをきっかけにお化粧が好きになり、どんどん綺麗になって自信がつき、恋愛も仕事もなぜかうまくいく……なんて可能性もゼロではありません。

東洋に古くから伝わる開運術である風水でも、何か新しいモノ・コトを定期的に取り入れることが開運に繋がるとされています。

小泉今日子に学ぶ! 不要なものを捨てて新しいことを取り入れていく“変化する力”

かつてカリスマアイドルだった小泉今日子さんは、50歳をすぎた今でも“キョンキョン”と呼ばれ、多くの人に愛され続けています。また、舞台演出や著述家など活動の場も多岐にわたります。

なぜ、小泉今日子さんはいつまでも魅力的でいられるのでしょうか?

日本文学研究者助川幸逸郎氏の『小泉今日子はなぜいつも旬なのか 』(朝日新書)では、小泉今日子さんの変化する力について次のように解説しています。

<彼女が芸能人としてのステージを上げていけたのは、新しいリクエストにはとりあえず応じる精神の賜物です(中略)「自分に合う/合わない」は固定していません。かつてはぴったり合っていたものが、ある時期からしっくりこなくなる。もちろん、その逆もありえます。「かつて必要だったが現在不要になったもの」に固執しない。「以前は合わなかったが今の自分に有用なもの」を受け入れる>

“いつもと同じ”は居心地が良いですが、ともすると思考まで凝り固まってしまいがち。多くの新しい物事に触れると素敵な変化が訪れるかも。

人間関係でも同じです。宗教人類学者植島啓司教授の著書『運は実力を超える』 (角川新書)によると、運は人からもたらされるものだそう。

<運には必ず人が関わってくる。だから、できるだけ多くの人と知り合いになれば、そのうち運は向こうからやってくることになる。(中略)運はどこにあるのか誰にもわからない。たまたま出会った人があなたにとって運命的な人となることもあれば、日々顔を合わせているのにほとんど何の関係もない人もいる>

いきなり大きな挑戦をするのが怖いなら0.1歩でも踏み切せば何かが変わる

日々の生活の中でできるだけ新しいモノ・コトを取り入れ、新しい人と会うべきというのはわかっていても、一歩踏み出せないという人もいるかもしれません。

変わりたいがためにいきなり清水の舞台から飛び降りるような大きな挑戦をする必要はなく、“0.1歩踏み出せばよし”とハードルを下げてみることも大切。

作家で株式会社ココロ・シンデレラ代表取締役石井貴士氏の『いつでもどこでも「すぐやる人」になれる 1分間やる気回復術』(秀和システム)でも、最初は気張らずに“なじむ”ことから始めるのを勧めています。

<他の人から見たら、なじんでいるだけというのは、ひょっとすると何もしていないように見えるかもしれません。ですが、本人にとっては、偉大なる0.1歩であり、0.001歩です。勉強したことがない人にとっては、机に向かうだけでもすごいことですし、私のように、運動が続かない人にとっては、スポーツウェアで寝るというだけでも、すごいことです>

新しいことにチャレンジするのが年々億劫になってきた、環境の変化に抵抗があるという人は、まずは苦痛を感じないほど小さなレベルから“新しいこと”や“変化”を取り入れてみては。

以上、無理なく運命を変えるためのヒントでしたが、いかがでしょうか?

まずは、コンビニで選ぶ食べ物や飲み物、食事をするお店を変えてみることから始めてみませんか。

ほんのささやかな変化で、驚くほど新鮮な気持ちになることがあります。

【参考】

※ 石井貴士(2017)『いつでもどこでも「すぐやる人」になれる 1分間やる気回復術』(秀和システム)

※ 助川幸逸郎(2015)『小泉今日子はなぜいつも旬なのか 』(朝日新書)

※ 植島啓司(2017)『運は実力を超える』 (角川新書)

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